2024年8月09
Link歯科です!夏本番という感じで暑い日が続いてますね。お盆も近くなってきてますが、当医院は暦通り11日、12日だけ臨時休診とさせて頂いております!
さて、今回は一般歯科治療(矯正やインプラントは原則自費診療なので除く)における保険診療と自費診療の違いについてお話ししたいと思います。
保険診療の特徴
皆さんご存知のことかと思いますが、私たちが住む日本は国民皆保険制度になっていて国民全員が低負担である一定水準以上の医療を受けることができます。しかし、その費用は税金で賄われているため使用できる材料や手法には限界があります。その結果、歯科治療における保険診療における目的とは「痛みの改善と最低限の機能回復」となっていて、病気の予防や再発の防止(もちろん審美的改善も)という概念が含まれていないのが現状です。人生100年時代と言われている現代において、この予防や再発の防止を行わなければ寿命よりはるか早くに自分の歯を失うことにつながってしまいます。
歯の寿命と再治療
この「Repeated restoration cycle」というのは従来の保険診療が主体だった時代の歯の一生を表したものになります。むし歯などによって一度歯を削ってしまうとその瞬間からこのサイクルが回り始めて、平均で4~50年程度で歯を失ってしまうと言われています。
つまり一番重要なことは予防であり、歯を削らないようにすることでこのサイクルに乗らないことです。さらに、残念ながらむし歯になってしまったり昔治療した箇所に問題が起きてしまった場合に、高い精度で治療をして再発を防止することでこのサイクルを止めることが歯の寿命のためにはとても大切なことなんです。
治療方法についてご検討頂く際に、「一旦は、」「ひとまず」「次トラブルが起きたら」など再治療を比較的安易に考えてしまいがちですが、このサイクルが示すように歯の治療を繰り返すほど歯はどんどん失われていくので再治療は何度もできるものではなくいずれ抜歯になってしまいます。
自費診療の特徴
自費診療の特徴としてよく知られているのはセラミックを代表とする詰め物や被せ物の材料の違いだと思います。保険診療で使用されるプラスチックや金属と比べて審美性はもちろんのこと、劣化も起きにくく強度面や汚れの付きにくさでも優れています。しかし、材料だけではなく精度の高さというのも自費診療における大きな特徴でありメリットと言えます。
- マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いることで非常に精度が高い(むし歯の除去・詰め物や被せ物を入れるための削り方・根の治療における感染源除去・歯周外科における歯石の除去や切開、縫合など)
- 型取りに使用する材料が高精度である
- 被せ物や詰め物を作製する技工士がセラミックなど専門としているためその点でも精度が高い
これらの理由で自費診療は保険診療と比べると非常に精度が高く、再発が起きにくいと言えます。当医院では歯の寿命を延ばすためにも、できる限り健康な歯を削らない、かつ精度が高く病気の再発が起きにくい治療法をまずはご提案しています。ぜひ一度ご相談ください!